どうも!ToKeです。
前回に引き続き、エフェクターの自作方法を詳しく解説していく企画の第2弾です。
前回は、「エフェクター自作に必要なパーツの揃え方」について紹介しました。前回の記事はこちら↓
ということで今回はデザイン・パーツの配置・穴あけの方法について、管理人おすすめの方法を紹介したいと思います。
こだわりすぎてクセがすごいかもしれませんが、参考になれば幸いです。
1. 部品の配置を考える
このデザイン編ではエフェクターケースに穴をあけて部品を組み込んでいくワケですが、穴をあける前に部品の配置をシミュレーションします。
というのも、作るエフェクターによって基板の大きさや電子部品が変わるため、スイッチやつまみ、ジャックの位置を考えておかないと中で干渉してしまうんですよね。
「穴開ける前にちゃんと確認しておけばよかった…」
と後悔しないためにも、部品の配置シミュレーションはちゃんとやっておきましょう!ここは本当に大事です。
(自分は1950Aサイズに挑戦した際に痛い目にあっています…)
エフェクターケースのデザイン考案
まずはどんな外観にしようか、どんな色、どんな部品配置にしようか、等々ああだこうだ考えていきます。
管理人はPhotoshopなんて持っていないので、PowerPointでいろいろ検討していました。
下図のようなサイズで枠を作って、部品の大きさにあった図形を配置することである程度の配置が検討可能です。
ステッカー(デカールシール)にデザインを印刷して貼り付けたい!って人も110×56(1590B)の大きさの枠線を作れば検討可能です。
(1590Aサイズであれば88×34)
自分はスプレーやアクリル塗料を使った塗装をよくするので、色だけ考えて部品の配置に使ってます。
塗装に関しては、次の塗装編などで紹介しますね。
エフェクターケースをマスキングテープで養生
デザインが決まったらマスキングテープでケースをぐるぐる巻きにしましょう。これをすることで
- ケースを汚さずにけがき線を書き込める
- 穴あけ時に切り屑から守ってくれる
というメリットが生まれます。
多くのエフェクターケースはアルミ製で柔らかいので、簡単に傷がつきます。
マスキングしておかないと傷だらけになりがちです。
部品をケース上に置いて確認→ペンでけがき
中心線・穴の中心・穴の径を記入
部品をケースの上に並べて配置を考えたら、穴の中心や径を描きます。
タテの中心線を入れておくとバランスよく配置できます。
また、穴の径を記しておくことで、穴をあける時にどの大きさだっけ?と困らずに済みます。
- 9Vジャック:φ13mm
- ステレオ・モノラルジャック:φ9mm
- ポット:φ7mm
- スイッチ:φ12mm
※部品によっては違う場合があります。
2. エフェクターケースに穴を空ける
まずは小さい穴を空ける
けがいた穴の中心を凹ませて、ドリルの刃の目印を作りましょう。
普通はセンターポンチという専用の道具を使うようですが、
ズボラな管理人はマイナスドライバーを樹脂ハンマーで叩いて無理やり凹ませています。笑
目印ができたら、2~3mmのドリルで穴を空けます。
安全のため、木とかで挟んであげるといいと思います。
あと切削屑が出るので、下に何か敷いておきましょう。ごみ捨てが楽になります。
徐々に穴を広げていく
穴を大きく広げるときはステップドリル(たけのこドリル)という先端工具を使います。
ホームセンターでは1500円くらいするんですけど、アマゾンで中国産のモノが安く手に入りました!
切れ味が心配でしたが、アルミ筐体のエフェクターケースでもサクサクと削れるのでおすすめです。
他のサイトではよくリーマーというものをおすすめしているのを見かけますが、手動で回すのは大変だしそんなに使わないし高価だしで自分は使っていません。
1mm単位で13mmまで対応しているステップドリルがあれば十分だと感じています。
全ての穴を空け終わり、マスキングテープを取るとこんな感じ。
綺麗に空きました!
まとめ
第2弾デザイン編はここまで。
慣れてくるとパーツの配置だけ考えていきなり穴あけできるようになると思います。
他に追記情報があれば随時更新していきます。
次の塗装編では、スプレーを用いた塗装の方法を紹介します!
せっかく作るのであればおしゃれに塗装しちゃいましょう↓